睦月
寒さのゆるむ一瞬の中に
梅の花がほころび始める
1年の始まりは文字通り春と共にあった
新暦の正月に
「初春」や「迎春」の言葉を用いて
言祝ぐのはその名残り
「睦」の字は
聖なる場所を準備して
神靈を迎えること
転じて
人々がそのために
行き交い 睦みあふこと
を意味する
この世のご縁
命の繋がり
和する心
を確認する
《 結び 》の月
旧暦は
月と太陽この二つの天体の動きを
ほぼ正確に知ることが出来る時間軸
『円環する時間』
を意識することは、
命の繋がりを大切にする…
本質的な豊かさにつながっているよう…
月の満ち欠け 草花の佇まい
虫の音や鳥の声などに精妙な
『時の移ろひ』
を感じ受け取って
『新しいトキの兆し』
を感じ…
自然《宇宙》と一体になる
を
常としてきた
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