夢日記
旅立ちの日の前夜祭
国?星?を挙げての宴が行われる。
全ての人達が喜び勇んで
旅立ちの広場へ向かう。
私も友人達と連絡を取り合いながら
待ち合わせの場所へ向かう
大きな広場は
空港のターミナルのようだった。
宴の会場は沢山あり私はその中の一室の扉を開け中に入る。
入ると宴はもう始まっていて
みんな話しに花が咲いていた。
先に来ていた仲間達が私に気づき手招きしてくれた。
その中に何十年ぶりの再会だろう。
懐かしい友が笑顔で迎えてくれた。
友は会えなかった間の話をしてくれて
話が終わると私に
「最後に私を抱きしめてほしいな」と
微笑みながらお願いしてきた。
私は
最後に?これから皆で旅たつのに?
と思いながらも
私も微笑み
友を心を込めて抱きしめた。
そして、友は
「ありがとう」と言うと
微笑みに涙をうかべながら席へもどっていった。
後ろ姿を見送りながら立ち尽くしていた私に
別の友が話しかけてきた。
昔の出来事をとても後悔していて私に詫びてきたのだ。私はもう終わったことだし、何も気にすることないよ。逆にずっと気にかけていてくれてありがとうとお礼をいうと、友は微笑みに涙をうかべながら、私をハグして去っていった。
待ち合わせしていた仲間達から
席に座るように促された。
私は言われるがままに座ろうとしたが
前に進むことができない
進めないので座ることも出来ない
進めない、座ることも出来ないと言うより、それ以上中に入ろうとも座ろうという意識がないのだ。
その内、仲間達やその空間に目に見えないベールが降りて同じ部屋にいるのに
別世界にいる。スクリーンを、見てる感覚になってきた。
と、同時にいつからいたのだろう?
後ろから共に過ごしてきた同士の友に
「私達はこの先に行かなければ」と言われ、私は我に帰った。
宴の広場の出口に向かい扉をあけ
外に出ると
目の前には森があり一本道が続いていた。
外に出るとさっきまでの賑やかな音は全くなくなり、
しーんと静まり返っている。
森には私と友二人だけ。
私達は一本道を進んでいく。
道は木々達の根がはっており
一歩。一歩。歩むごとに私の足先からは
金平糖のような光の粒々が出てきて
木々の根っ子からも小さな木霊達が出てきて私の金平糖を拾って喜んでいる。
踏み出すごとに私はよろこびを感じる
微かな風が全身を撫でてくれる
と同時に体からも金平糖のような光の粒が出てきて、風の精霊達が喜んで金平糖と共に舞い翔び去っていく。
私は更によろこび軽やかになっていく。
「そうか。つぎの地へ向かうにはこの星の自然界から頂いたこの体をお返ししていかなくてはね✨」
…ありがとう。
私は私をこの星で生かしてくれた体を光の粒々に変えて、自然界にお返ししながら進んでいく
私は、私という体、実体がなくなり軽やかになっていく。あるのにない。ないのにある。どんどん軽やかになっていく。
進んでいくうちに音のない音が聞こえてきた。聞こえないのに聞こえる。
川のせせらぎのような小さな滝のような
清涼な清々しい…音のない音
音のない音がだんだん近くなってきた。
せせらぎに向かって進んでいくと
チラチラと控えめに輝く小さな綺麗な滝が見えてきた。
滝に近づきよく見てみると
それは水ではなくて
光の滝だった。
私と友は次の地への繋ぎの光滝にたどりついたんだ。
私と友は互いに見つめ合い
意識を合わせ
光滝へ入っていった
その瞬間に一瞬にして私達は光の中へ吸い込まれていき、
夢もそこで終わった
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