ゆ ら ぎ
オ…キ ナ サ…イ…
キヅ…キ ナ…サ イ…
おとのないおと
が
振動して
伝わってくる…
それは
とっても些細な
苦…
人さし指で
ちょこんと
水面を触れた時に
微かに拡がる
波紋のように
些細に
繊細に
おとのないおと
で
伝わってくる…
大海になっても
おおきな
おおきな
ゆらぎなみに
となっても
小さな揺らぎ達を
忘れないで…
大海原は
ちいさな
ちいさな
ゆらぎなみたち
の
かなでる
なみもようで
いかされいきている
小さな
小さな
ひと雫たちの
意の血の
あつまり
見失わないで…
わすれないで…
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