水
雪が気化してゆく富士を眺めながら日射しを浴び
枯れることなく
湧き上がるみずの底から
写し鏡の光を浴びる
気化して風と共に
悠然とダイナミックに舞い上がり天に昇りゆく水
きりゅう 氣流 龍
宇宙龍の元へ還り
やがてまた
ふる
ふる
ふる
ふると
ふりおりてくる
地からうまれるみずの中に
あわ
あわ
あわと
みずの玉の子ら
たくさんの龍の子ら
いまか
いまか
と
うまれ出ずる瞬間を待っている
プチンと弾き飛びたつ
ちび龍達
意氣揚々と泳いでゆく
水は様々に姿をかえ
調和して存在する
富士…
清き水が脈々湧き上がるとろこ
水は枯れることなく湧き上がる
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