和子の想い ☽︎‪︎.*·̩͙‬…1

ある時 大神様は思われました
魂の修行の場をつくり
この宇宙を 更に 愛 充つるものにせむ と
太陽を生み 地球を生み 月を生み 
神々を御生みになられましたが
そのままでは 成長の場にならない事に気付かれ
悪の御役を用い 世を乱す決心をなさいました
そして選ばれた凪・波の夫婦は
次々と地(くに)を御生みになりました
御夫婦がそろわれて
最後に御生みになられた火の神は
母様が 命をかけて
御生みになられた火の神は
愛の化身でありました
なれど
父様は慟哭の末に 天之尾羽張を振りかざし
無邪気に笑う和子を
八つに裂いてしまわれました
愛の化身である和子の想いは
悲しみに囚われ
その時のまま 止まってしまいました

大神様は 和子の前に立たれ
静かにおっしゃいました
 父様は 皆の嫌がる 世を乱す大罪を
 引き受けられた 立派な神である
 父の想いを救えるのは
 そなたをおいてはおらぬ と

泣きながら
和子は 願いを奉りました
 岩戸が閉められたのは 私の罪でございます
 父様をうらんではおりませぬ
 私が望むのは 手をとり笑う父母の姿です
 父様が・・・
 父様を憂える大神様が 
 父様がお生みになられた地(くに)の
 全ての人の子が
 そして 宇宙の全ての御霊魂が
 笑いあい 仲良く暮らせる御世にございます
 その咎は私のものです
 ですから
 背負える限りの 天のめぐりを
 私に 背負わせて下さい・・・

泣く事しか知らぬ 和子を抱きしめて
大神様は 人の子達に語りかけました
 人の子よ
 どうか この和子の想いを抱き参らせ給え と

一人の御巫が
この声を胸の内に聞きました
 大神様に御願い奉ります
 私は やさしき和子様を抱きしめとう御座います
 もし この願い 御聞き届け下さいますならば
 宇宙(そら)の果て迄
 やすらぎが 充ち 充つるまで
 慈しみを 愛を 喜びを 歌い 奉ります
 どうか
 道に違わぬよう
 御見守り下さい

神人達の里より

✷*.。 hi∞mi ☽・:*

真理を、指針とし愛と調和の世界へ

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